怪我や頭痛などで、身体のどこかに痛みがあると、血圧は上がります。痛い事はすべて、血圧を上昇させることにつながります。
ストレスや心配事で辛くなる=心が痛い、ことも同じです。
そう、そしてこの夏の厳しい暑さもまた、体にとっては痛いことになります。
夏は、室内と外との温度差が大きいため、猛烈に暑い外から、冷房が効いて涼しい室内に移動したときに、血管が収縮して血圧が上がります。冬、寒い戸外に出たときと、同じことが起こります。
対策としては、室内と外の温度差を小さくすることですが、室温を下げすぎないように、エアコンの設定温度を調節しましょう。
毎日、血圧を測り、自分の血圧がどんなときに高くなるのかを知っておきましょう。
また、夏の暑さは、心臓にも負担をかけますから、若い方も普段健康な方も、自身を過信せずに、水分補給や塩分補給をしっかり心がけて、対処していきましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子