東京の感染者が、激減しているのは何故なのか、みんな少し不思議に思っています。
実際に重症者は減って、ICUも落ち着いているようです。このまま、収束に向かうことを願いますが、何か不安も伴います。
私見になりますが、接種のスタートは遅い日本でしたが、ワクチン2回終了者が、6割を超えました。
そのため、重症な症状を出す方が少なくなり、軽い咳や、怠さも、見逃されていたり、かたくなに仕事は休めないと、検査をする人が少なくなっているのではと考えます。
ワクチンを受けたことで、感染しないと思っている方も多いので、多少の具合の悪さも、コロナ感染は疑わず、実際には無症状で普通に生活をしているからなどで、検査件数も減っているのでしょう。
ワクチンを2回接種しても、無症状でプラスの人がいるのだろうと思います。でも接種しているので、症状が顕著ではありません。
そうなると、未接種の方は、周囲の人たちが受けているから、その中にいる自分は大丈夫と思っていると、そうではなく、逆に感染する可能性が上がるわけです。
ワクチンを受けるつもりが、時期を逸してしまった方は、今からでも、可能な限り接種をお勧めします。
また、3回目は必須です。
平均8ヵ月、抗体を保有すると言われていますが、半年で抗体価が下がってくる方もいれば、1年保つ方もいるでしょう。
個人差やワクチンの差も考慮して、自分の抗体価を見ながら、3回目の接種時期を見極めることが必要ということになります。
今後は、おそらく追加免疫として、抗体測定をしながら、年に1回コロナワクチンを打つことが標準となっていくのだろうと思います。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子