全国の新型コロナ感染者数が激減しています。でも安心しないでください。
東京都では、感染を確認する検査の数が、8月に比べて9月は、4割近く減っているそうです。10月はさらに減っていると思います。
何故かと言うと、コロナ感染を疑う激しい症状が、あまり出ていないからです。高い熱が出なければ、積極的に検査に行きません。本当の意味で、感染者が減っているわけではないと考えています。
ワクチンを2回打った人も、感染している人は、少なからずいます。ただ症状が激しくないので、見逃されています。と言うより、本人がはっきり自覚をしていません。
つまりそれだけ、ワクチンの効果はあると言うことになります。でもみんな油断しないでください。この事象は決してコロナウィルスが鳴りをひそめていて、もう大丈夫と言うことではありません。
普段の生活の、手洗いや、うがいや、人と密にならない事は、最低限守っていただいて、あとは換気、とにかく換気をしてください。お店や電車や教室や、いろんなところで換気をきちっとしましょう。
そして、いろんな意見があるとは思うのですが、ワクチンを受けていない人は、ワクチンを受けた人の無症状の中で犠牲にならないように、今からでも打つことを、個人的にはお勧めします。
もちろん医療者の中にも、頑なにワクチン接種に反対している人たちはいます。子宮頸がんワクチンの時も、どんなワクチンにも、反対している人はいます。
ただ、命を守るためにできることはする。これは人としての責任です。
この報告されている感染者数を当てにせず、新たな感染者を増やさず、年末年始を超えるためには、更なるみんなのチームワークが必要だと思います。どうかこの数値に惑わされずに、細心の注意を払って生活しましょう。
COVID-19との戦いは、まだまだ続きます。意識を高めて乗り切りましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子