年末に一人の男性から、クリニックにメッセージが届きました。ワクチンを打つのが怖くて、主治医と相談して、免疫を上げて、感染を予防することにしたそうです。
そして自分でいろいろ調べられ、免疫を上げるのには、腸内環境が大事と知り、『腸の奥から健康を考える研究会』を見つけて、うちのホームページにご連絡をいただいたようです。私はこの研究会の、皮膚部門を担当しています。
腸管免疫、腸内環境の重要性は、最近頻繁に言われるようになりました。昔誰かが言った、人は自分が食べるもので作られていく。というのは本当です。疾患によって、ある種の腸内細菌だけが増えているのも、最近明らかになってきました。
今後ますます、腸内環境を調える方向で、健康を保つことにシフトしてくると思われます。
この方は、主治医と話し合ってと書かれていたので、何か治療中の病気があるのかもしれません。
私は皮膚が専門なので、皮膚のめとか、ツヤとかシワとか顔色とか、そうしたもので内臓の病気を推し量ることがある程度はできますが、普通には見た目だけでは、疾患を持っているのか、アレルギーがあるのか、免疫的な病気があるのかは、あまりわからないと思います。
ワクチンが怖いという方も、ワクチン自体に反対派の方も、一定数いらっしゃるのは、特別なことではありません。
ただ、そうしたワクチンが打てない方を守るためにも、私たち健常者は、ワクチンを受けなくてはならないと考えています。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子