お腹の中は冷やさないようにと、いつもお話していますが、冷やさないという意味は、お腹の中の温度を、一時的にでも下げないでねということです。
氷が入っている飲み物は、当たり前に消化器を冷やします。
常温でもかなり冷えます。医療的な常温は、15〜25℃と言われていますが、25℃だとしても、お腹にとっては冷たいのです。
消化器はもちろん、私たちの身体の深部の温度は、37℃〜40℃と言われています。その温度で消化酵素は、一番働きが良くなるわけです。
常温のお水を飲んでも、お腹の中の温度は下がったということになります。
冷たい飲み物や、かき氷を、くーっといきたいときもあります。その気持ちはよくわかります。
ですが、冷たいものに立ち向かうときは、せめて守りの白湯(50℃くらいのお湯)で、消化器機能を起動させてからにしましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子