前回のコラムで、基礎疾患のある方には、寒暖の差や高湿度な状態など、環境の変化がとてもダメージになるというお話をしました。
つまり抵抗力や免疫力が落ちている場合は、環境の影響が強いということです。高齢者も、ちびっ子も、大病の後も同様です。
身体にとって、環境の変化がとても重要だということがわかるのですが、健康な人たちにもおそらく、このダメージは同じように来ていると考えます。なので、自覚症状がないからといって無理をしないことが大切になってくるわけです。
昨日に比べてものすごく気温が下がったり、逆に2倍位気温が高くなってしまったときには、やはりどこかに負担はかかってきます。
いつもより少し早く休む、食べすぎない、飲みすぎないということがとても大事になります。
暑い時は上着を脱げばよいですが、寒い時は何も持っていなければ凍えてしまいます。いつもスカーフや、小さく丸めて運べるカーディガンや、ライトダウンベストのようなものを持ち歩くのが賢明です。
他人は誰も自分を守ってくれません。自分の事は自分で守る。もし寒さに弱い、もしくは暑さに弱いのであれば、それなりの対策をいつも練っておくことがほんとに大事です。
年齢を重ねるにつれて、一度調子を崩すと立て直すのには結構時間がかかります。見た目が良くなったとしても、身体の内側は弱ったままということはあります。そのことを自覚していつも元気だからと過信せず、自分を労わってください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
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