ここ最近、ニキビシリーズでコラムを書いてきました。1回目は、食物による遅延型アレルギーが、ニキビの原因かもしれないというお話をしました。
2回目は、ニキビがこじれている状態では、まずは傷んでいる皮膚を治療することが大事ということをお伝えしました。
3回目の今回は、ニキビがこじれる原因と、ニキビは、ファーストエイドがとても大事だということをお伝えします。
ニキビの跡が凹んで、残ってしまう場合の多くは、ニキビがひどくなっているときに、いじってしまったり、膿を出そうとして強く押したりしたことに起因しています。
腫れているところに、黄色っぽく膿が溜まると、押し出せば早く治るのではと思いがちです。
ですが、膿が溜まれば溜まるほど、膨らんだ分が排膿(はいのう)すると、陥凹します。その凹みが修復されずに、皮膚が盛り上がってこないと、ニキビ跡としてはっきり残ります。
また、ニキビは、ファーストエイドがとても大事です。ニキビの薬の多くは、皮膚を乾燥させます。ニキビができていないところまで塗っていると、正常の皮膚は弱ってしまいます。
ニキビができるからといって、オイリーとは限りませんから、乾燥肌のニキビ治療は、初めの一歩が肝要です。こじらせないようにケアしましょう。
次回は、ニキビ跡を残さないためのケアと、できてしまったニキビ跡の治療方法についてお伝えしたいと思います。
本気でニキビを治したい方は、ライフデザインカウンセリングをお薦めしています。自分の皮膚タイプを確認して、悩まない毎日を手に入れてください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子