夏の終わり頃になると、毎年脚や腕の毛を剃りすぎて、皮膚がぼろぼろになって受診される方がかなりいらっしゃいます。
頻繁に剃りすぎて、皮膚のバリアが落ちている上に、かき壊して毛穴は目立つし、毛は無くならないし、皮膚が傷んでいても更にまた剃ってかゆくて痛くて、見た目もぼろぼろにになって、人前に肌を出せないと泣きながら悩みを訴える方もいらっしゃいます。
剃り方や、洗い方、皮膚のケアの習慣を変えて、それなりの治療をすれば、ちゃんと良くなりますが、剃ったり抜いたりをやめないとまた同じ道をたどります。
夏の終わりに辛い思いをしないために、今思い切って光脱毛をしてみませんか。
アトピー素因がある方でも光脱毛は安心です。引っ掻いてできた色素沈着も薄くなりますから、悩みは減ると思います。
アトピー性皮膚炎があると、脱毛ができないと思っている方が多いようですが、全く問題ありません。剃ったり抜いたりして皮膚を傷めるより、光で脱毛してしまう方がよほど皮膚に負担がかかりません。ぜひ試してみてください。
皮膚が荒れている場合は、並行して皮膚の治療もしていきます。皮膚科医の私が診ていますから、体調やアレルギーで、経過中、かゆみが出たりで乾燥が気になる場合も、速やかに対処できますのでご相談ください。
皮膚が弱いから。アトピー性皮膚炎だから。という理由で、できないことがたくさんあると思っている方が結構います。皮膚が丈夫な人と同じようにはいかないかもしれませんが、少しでも快適に過ごせるように、改善する方法はあります。
何事もあきらめないでいきましょう。
私のクリニック目白
院長 平田雅子
(2013.08.30のコラムを加筆・修正しました)