脱毛治療の最初のカウンセリグでは、患者さんが普段週に何回、どういう手順で毛の処理をするのか、カミソリなのか、毛抜きなのか、どこで処理をするのか、お風呂の中で石鹸を使って剃っているのかなどをお聴きします。
濡らして石鹸を付けて剃ると、毛は綺麗に剃れるけれど、一緒に皮膚も削れているわけです。
例えば高校生などは、毎日剃っていたりします。毎日毎日剃っていると、皮膚はどんどん削れるわけですので、皮膚の防御は落ちて弱い皮膚になります。
一番外側で皮膚を守っている角質は荒れてしまい、日焼けもしやすくなりますし、いろいろな外界のよくないものの刺激を受けやすくなります。皮膚のバリアが落ちることで、痒くなったり毛穴が目立ったりします。
ですから、お風呂では剃らずに、入浴前にクリームや乳液を塗り、よく切れる刃で、さっと一回で剃って、お風呂に入ったら石鹸は使わず流すだけにしてください。
バリアが落ちている皮膚は、とっても弱く、痛みも普通より強く感じることがありますし、赤みも出やすくなりますので、いつも皮膚の状態をよくして剃毛、脱毛に臨むことが重要です。
ご自身の処理で皮膚を傷めてしまう心配のある方は、痛みの少ない光脱毛治療をおすすめします。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
(2019.06.22のコラムを改訂)