前回は、症状が出る前からの早めの内服が対策になるというコラムをお届けしました。今回は、薬の飲み方の工夫についてです。
1日1回の内服から始め、少し足りていない気がしたら2回に増やすという方法をとると良いと考えています。更に辛くなったら、漢方薬や抗ヒスタミン剤を症状に合わせて追加します。
女性は抗アレルギー剤で眠気が出る方が多いので、日中に眠くなり支障がある場合には、夕方から夜に集中して内服する方法や、1回量を1錠から半錠に減らし、血中濃度をうまく保ちながら内服する方法もあります。
また、症状が強い時間に合わせて内服する方法もあります。眠くて辛いのを我慢して元気が無くなってしまわないように、自分に合った内服の方法を探しましょう。
とはいっても、薬による治療法は、あくまでも対症療法です。根本からの改善を願うのであれば、日頃から身体の免疫力を高めておくことが大切です。
最近では遅延型食物アレルギーで花粉症が悪化することもわかってきました。栄養のバランスを考えた食生活と、適度な運動と、睡眠の充足をいつも忘れずにいきましょう。
花粉の症状も含め、生活習慣の改善希望がありましたら、時間をかけてお話いたします。ライフデザインカウンセリングをご予約ください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子