どんな方がアレルギー体質に?
たくさん同じものばかり食べると、アレルギー体質を獲得してしまいます。だからアレルギーを作らない最大の防御としては、毎日同じものを食べないとか、同じものを一度にたくさん食べないとか、牛乳が好きだから、1回に1リットル飲んじゃう子供さんとか、そういう生活習慣をしてきた人がなりやすいです。
でも食べたことが無いうちに、もうアレルギーということもあるんです。それはお母さんが食べていたものに感作して起きています。だから消化器が作られているとき、つまり早い時期から、お母さんが気を付けないといけないのです。本来はそこからの始まりなんです。
症状がひどく出る方:
もともと基礎疾患があると、例えばリウマチとか、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とか、潰瘍性大腸炎(かいようせだいちょうえん)とか、合わないものを食べると症状が強く出ます。アトピー性皮膚炎もそうです。自分に合わない食物をとると、ガーッと発作的に痒くなったりします。
でもなかなか、わかっていても食べてしまいます。「食べたら悪くなりました。」と、わかっていてもうまくいかない方もいらっしゃいます。心の中で、「もう!」といつも思うのですが、来るたびにお聞きします。がんばっていますかと。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子