気温が少し高くなったり、風が強くなってくると、花粉の飛ぶ量が一気に増えます。
花粉症で辛い思いをしてクリニックにいらっしゃる方も増えてきました。
本来、花粉自体はちっぽけなものなのですが、私たちの抵抗力が下がったり、免疫的な反応が過敏になることで症状が出てきます。
以前も一度お伝えしましたが、おそらく私たちが花粉に過敏になっているベースには、食生活の変化がとても大きいのではないかと考えています。
どうしても洋風の食事や、洋菓子などの日常の生活に占める割合が増えていると、腸内環境にとってはとても刺激的なことなのではないかと思います。パンが大好きなお子さんや、甘いものが大好きな大人もたくさんいると思います。
小学生にもならない位のちびっ子さんの酷い花粉症も時々診ますが、何故そんなに免疫的な反応が過敏になっているのでしょう。
今辛い症状には、内服薬や注射で対応することになりますが、今一度食事を見直してみましょう。
今辛い症状にはすぐには響かないかもしれませんが、来期に向けて今から食事を調えて、腸内環境を良くしておくことをお薦めします。
それから、お腹の中を冷やさないことが重要です。朝起きて最初にお腹に入れるものは、温かいものを。
お腹に負担がかからないように、よく噛んで、ゆっくり食べる。そして食べすぎない。その辺がとても大事です。
甘いもの、特に小麦を使った洋菓子が影響している方が多いと思いますので、身体に合っているかを考えて、食べるものを選んでいきましょう。
好きなものを我慢するのは辛いですが、花粉症にずっとつきまとわれるのももっと辛いでしょう。
一度、食物アレルギーの検査をしてみるのもよいかもしれませんね。
電子書籍「来季の花粉症に向けての準備本:月別の対策」、「その不調、遅延型アレルギーかもしれません:あわない食べ物は老化を早めます」も参考にしていただければ幸いです。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子