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遅延型食物アレルギー検査は自分でネットでオーダーしてもできますが、どう解釈するか、ちょっとでも出たら全部食べられないと思って神経質になっている人もいますが、そうではないのです。それをどう解釈するか。昨日まで食べていたわけですから、痒いとか痛いとかあっても。昨日まで、さっきまで食べていたわけですよね。
その結果を見たとたんに、全部出ているものは食べられないと思うのは、それは誤りで、どう解釈するか、どう置き換えて食べていくか。お弁当だったらどういう注意をして食べるのか、例えば、海外にこれから留学するという方が、アレルギーを調べて小麦が出ていたら、どう対処していくかとか。そういうのを診て行かないといけないわけです。
食事のアドバイス、何に気を付けるか、どう考えるか、それは皮膚を通して全身を診てきたからできることです。16年女性外来をやって全身を診てきたわけです。全身を診るということは、皮膚からの情報、皮膚は内臓の鏡ということだから、皮膚を診て病気が大体わかります。だけど、それをさらに採血をすることとか、アレルギー検査をすることで、プラスどこがどう反応しているとかがわかります。食事のアドバイスは、国際中医薬膳師としての目でしっかり行います。
まとめ:
症状があるときには、症状に対して治療をします。お薬をだします。その症状がアレルギーが原因のこともありますよという話もします。アレルギーじゃないかなという見当がつくので、即時型と遅延型があって、食物アレルギーは非常に多いからと話をすると、「聞いたことがあります。そんな気がします。」と、検査を希望される方もいますし、値段を聞いて、「今度ボーナスでたらしたいです。」という方もいます。必要ないと自己判断される方もいます。
でもこの検査は何回もしなくていいわけなので、一回しておけば、いろんな病院に通う必要もなくなる可能性は高いですし、自分が何よりも具合が悪くなることがなくなるわけだから、そうすると、メリットはすごく大きいと考えます。自分を守れることになりますから。
本当は中学生ぐらいに全員検査ができるような時代が来たら、すごくいいと思います。そうしたら若いうちから自分を守ることができます。ぼつぼつでたり、お腹が痛かったりすると学校行きたくなくなりますよね。いつも調子をくずさずいられるって大事なことです。症状が出ていても、いなくても、いつ検査してもかまいません。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子