スギ花粉の時期になると、鼻汁や鼻詰まり、鼻の痒みや目の痒みはあまり出ないのに、頭痛がしたり、お腹を壊したりの症状を起こす方が時々いらっしゃいます。花粉が飛ぶ春の時期だけに起こります。
外を歩いていますと、マスクをしていても少なからず花粉を吸っていますので、合わないものを食べているのと同じような症状が起こります。
頭痛には、頭痛薬の他に抗アレルギー剤を、腹痛には、整腸剤にプラスして抗アレルギー剤を飲んでいただきます。そうすると春先の不調をうまくコントロールできます。
他には、花粉の時期だけ円形脱毛が起こったり、体調が悪くなったり、まとわりつくような眠気やだるさを訴える方もいます。食物アレルギーと似たような症状です。
思い当たる方は、アレルギーの治療をしてみるのが良いかと思います。
また、皮膚が非常に荒れることも多く、乾燥してバリアが落ちているところに更に花粉の影響を受けるので、たまらなく痒くなり、見た目も凄いことになって来院される方もあります。
今一度、自身の症状を見直して、腸内環境や生活環境を整えていただきたいと思います。
スギ花粉は、今がピーク。おそらく来週あたりから気温が上がってくると、さらにヒノキも飛び始めますから、できることは何でもトライしてバリアをあげていきましょう。
花粉症の対策や食物アレルギーについての電子書籍が参考になれば幸いです。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子