私には遅延型アレルギーの食材がかなりありまして、中でも牛乳が特に合わないので、生クリーム、カフェオレ、クリームチーズ、コーンスープなどのお洒落なものは食べられません。
口内炎ができたり、お腹が痛くなったり、壊れたり、身体が痛くなったりします。ですので、日常出来る限り気をつけてはいます。
ですが、スコアの高いものが嫌いかと言えばそうではないので、時々ちょっとなら大丈夫かなと、誘惑に負けてしまいます。
特にみんなで食事をしていて、取り分けていただいたりすると、ええい!と挑戦します。
その結果、翌日から2日3日弱ります。
ただ、継続して摂取することはないので、以前ほど辛い症状はありません。
さて、このたび、クリニック開院21周年記念でケーキを買ってきまして、3種類位のケーキを3等分して、3種類味わおうと欲張りましたら、食べて3時間位してお腹が痛くなり、夕方には口の中が荒れてしまい、翌日は身体が痛くなったりで、ぐすんという感じでした。
ケーキなので小麦も入っていますし、いろいろ起こります。克服するのは一生無理かもしれませんが、息が詰まったりはしないので、加減が大事だと思います。
患者さんのお話になりますが、血圧の記録をしていただきましたら、甘いものをたくさん食べると、血圧がものすごく上がるということがわかりました。
この方は、砂糖を多く取ると調子が悪くなることを自覚されていましたが、血圧に響いていたのは驚きでした。
血圧が高いと、塩分だけに気をつけがちですが、塩の種類にも依りますし、同じように砂糖が血圧を上げる原因になっている人がいるのかもしれません。
これは食物アレルギーとは言えないかも知れませんが、弱いところはいろんな刺激を受けやすいと思います。
食べ過ぎだとか、飲み過ぎだとか、いろんな刺激が具合の悪さを作っています。食欲の秋、日頃の食事と体調の変化を見直してみましょう。
遅延型食物アレルギーを1度確認してみることをお薦めいたします。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子