季節の変わり目で、少し疲れ気味のときや、体が冷えて、おそらく内臓も冷えているようなとき、また寝不足や、風邪など病後の弱っているときを思い浮かべてください。
元気を出そうとして、焼肉やステーキや卵をたくさんとか、カロリーが高いものを食べたり、味の濃いもの、辛いものを摂ってパワーアップを狙ったりしていませんでしたか。これは絶対にダメです。
あなたが疲れて弱っているときは、胃腸も疲れています。消化酵素の働きも落ちていると思ってください。
言われてみるとそうだよなぁとみんな思うはずですが、弱ってる時は、何とかして復活しようと試みることが多く、いつも食べないものを食べてみたり、人がいいと言うと試してみたりします。
大事なことは、胃腸も疲れないように過ごすことです。皮膚は再生して元通りになるのに、約1ヵ月ぐらいはみなくてはいけません。
胃腸の粘膜はおそらくもっともっと短く、1〜2 週間です。この1~2週間を大切にしましょう。腸内環境は、食事を気をつければ、約5日で変わると言われています。
胃腸に無理をさせず、よく噛んでゆっくり食べること。なるべくカロリーの少ないものや、良質なタンパク質などを取る事が大事と思います。赤身の魚や、赤身のタンパク質など、これは貧血にも良いので覚えておいてください。
そして冷たいものは、消化酵素の働きを落としますので、なるべく温かいものを取るようにします。
パワーのある食事は、胃腸が元気になるまでおあずけです。
ご自身の腸内環境に何が足りていないのかは、「腸内フローラ検査」である程度わかります。興味があれば調べてみましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子