電車に乗っていると、座っている方の頭が見えます。分け目、つむじがしっかり見えます。
職業柄、生え際とか、生え方とか、髪の質とか見てしまうのですが、最近は結構若い女性の方の薄毛も多いです。やはり患者さんも、薄毛の悩みでいらっしゃる方は、多くなっている印象があります。
対策その1、
頭皮の血流を良くしましょう。頭髪の悩みでいらっしゃる方の多くは、頭皮が硬くて動きません。頭皮のマッサージをお勧めしています。マッサージの仕方はいろいろあると思うのですが、指を頭皮に当てて押していく、揉むようなマッサージが良いと思います。
もし頭皮にトラブルがなくて、トラブルと言うのは、湿疹ができているとか、掻き壊して、かさぶたがあるという状態ですが、そうでなければ、多少擦れてもいいので。指の腹で揉みほぐすように、少しつまみながら、頭頂部から耳のほうに降ろしてくる。また逆に、耳の周りから頭頂部に向けてマッサージをしてください。
そしてシャンプー前には、ブラッシングをしましょう。フラッシングをすることで、血流が良くなりますし、髪についたほこりや、頭皮の汚れなども落とすことができます。
よく入浴中に、シャンプーでマッサージをすると聞くことがありますが、頭皮が荒れている場合には、シャンプーをあまり長く、頭の上におかない方がよいです。コンディショナーやリンスは、頭皮につかないようにそっと使います。
対策その2、
髪を強くする食事、タンパク質とビタミンを、しっかりとりましょう。
対策その3、
薬に頼る。髪に良いと言われるビタミン剤、ストレスに強くなるビタミン剤、血流をよくするビタミン剤を内服する。
対策その4、
再生医療に頼る。頭皮にPRPを打つ。頭皮に成長因子を注射することで、毛根を活性化させます。
時々は、ご自身の頭、上から見たり、横から見たりしてみましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子