髪の毛が抜けて、また生えてくる周期のことを、ヘアサイクルと呼んでいます。毛が抜けるという退行期から、休止期に入る頃に、はっきり薄くなったと自覚します。
髪が細くなって抜け、毛根がお休みをとっている時間は、延べ約4カ月位かと思います。
その時にPRPの注射をすると、弱った毛根周囲の修復にかかるので、休止期が短くなるのではないかと考えます。
産毛が伸びて、成長期という時期に入り、発毛を実感するには、3ヵ月ぐらいかかります。
なので、PRPを打ってすぐ、1週間、2週間で生えてくると思って、「家族に虫眼鏡で見てもらってまいすけど、何も変化がありません。」という話を聞くのですが、そんなに早くは生えてきません。
でも確実に修復は始まっていので、良い方向には向かうはずです。もちろんPRPの力は、個人差はありますが、少し時間をかけて生えてきます。
あせらずに、PRP療法は、3回は続けることが大事だと思います。
女性の細く、ボリュームが落ちるタイプの薄毛では、確実に効果を感じています。抜け毛を実感したら、早い時期がお薦めです。何ごとも早い行動が大事です。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子