新年明けましておめでとうございます。 新しい年のスタートはいかがでしょうか。 年末の疲れが出て、ぐったりの年始を迎えている方もいらっしゃるかもしれません。でも、年は明けました。気分を変えていきましょう。
一年の計は元旦に有りってよく聞きますが、あまり気にしないで行きましょうね。よし、始めてみよう、と決心した日から、物事はきっとよい方に向かいます。皮膚もですよ。お正月にお餅を食べ過ぎて、にきびが増えた人も、休みをエステ三昧で過ごした方も、今年は丈夫な皮膚を目指してがんばりましょう。
美人肌の条件って何だと思いますか。皮膚全体に潤いがあって、なめらかで、ピンと張りがあり、弾力が強く、血色がよくて、清潔感があり、シミ、くすみがない。こんなところでしょうか。
まずは潤い。これは水分が充分に足りている皮膚です。水分を逃さないためには水で洗うこと、そっと洗うこと、そして充分な保湿です。皮脂を減らさないように注意しましょう。化粧水や乳液は、手のひらで少し温めてから、手で皮膚を確かめながら、置くように、押して入れる ようなイメージで、塗ってみましょう。皮膚に手が吸い付くようなら潤い、なめらかさなら、合格です。
皮膚の弾力は、主に皮膚の厚さ(真皮の繊維層)と皮下脂肪の下の筋肉に影響されます。エイジングに逆らえないことはもちろんありますが、皮下の筋肉を鍛えることから始めてみましょう。軟らかいものばかり食べていては筋肉は鍛えられませんよ。両方の奥歯でよく噛んでください。ひとくち三十噛みで、お願いします。
そして、一日が終わる頃には、顔の筋肉も頭皮もかなり疲れています。筋肉をほぐすマッサージをしてみましょう。疲れてくると頭皮はかなり硬くなります。マッサージしようとしてもカチカチで頭皮が動かないかもしれません。少しずつほぐしていきます。両手の指を広げて頭皮に当て頭皮を押しなが ら指を縮めていきます。これを繰り返します。 頭皮が硬いままだと、皮一枚でつながっている顔の皮膚は、下がってきます。顔がたるまないためには、まずは頭皮のマッサージを。頭皮をマッサージすることで顔色も良くなります。 次に耳たぶのつけねの顎関節周囲をほぐします。軽く回すように行います。顔の疲れに効きますよ。
最後はシミのケアです。シミは一度できてしまったら、そう簡単には取れません。光治療やレーザー などのシミ治療はありますが、今回はそのことには触れません。今あるシミをこれ以上濃くしないために、しっかり日焼け止めクリームを塗ることをお薦めします。冬も雨の日も必ず塗りましょう。朝、日焼け止めを塗ったから、もう安心と思いがちですが、昼頃には効力が落ちてしまいます。たっぷり保湿をしたら、しっかり日焼け止めを。日に焼けやすくなるお蕎麦や野沢菜などは、日中は食べないこと、タバコは禁止。寝不足も注意を。 さあ、今年も美人肌を目指しましょう。
私のクリニック目白
院長 平田雅子