9月というと秋という印象が強いのですが、まだまだ暑いですね。今日は涼しくなる気配は全くありません。
とはいっても、着実に乾燥した空気は近づいて来ていますよ。何となく、眼のまわりや頬っぺたが、薄くなったような気がしていませんか。髪の毛がまとまりにくいとか、眼が乾くとか、からだがあちこち痒いなどありませんか。
この時期から乾燥を自覚している方は、冬に向けて、どんどん乾燥が進みますから、気づいた日から対策を始めましょう。
なにはともあれ絶対に洗い過ぎないでくださいね。30歳を過ぎる頃から皮脂は激減します。皮膚の表面を守っている皮脂が減ってくると、外側からの刺激も受けやすくなります。
自分の皮脂を減らさないためには、石けんの使い方に気を使ってみましょう。汗の多い脇の下や足に軽く使うくらいにして、タオルは使わずに皮膚の上を、手を滑らせてそっと流すように洗います。 泡だてたタオルでゴシゴシはいけません。
お湯は寒い冬でも40℃まで。
長湯はしない。
皮膚を守るためには大切なことです。
そして入浴後は、かゆくなくても必ず保湿をします。乳液でも、ボディークリームでも好きなものでよいので、全身を保護します。まだ水分を拭き取りきれていない状態で保湿剤を塗りましょう。
高齢者のほとんどは、冬になると乾燥肌になり、約半数がかゆみを訴えるという記録もあります。
皮膚は、大事な”心”を入れている”からだ”を包んでいます。皮膚を守るためには、外側からも保護することを忘れずにいきましょう。
私のクリニック目白
院長 平田雅子