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皮膚科

026 若さは口周りが決め手

2011.10.01

どちらかというと若く見られたいし、元気に見られたいと多くの女性は願っていますよね。

 

今月は、年齢以上に老けて見られないようにする皮膚のケアについてお伝えしたいと思います。

 

ある程度の年齢になると、少し痩せたり、体調をくずしたりすると、すぐに顔に老化の影がしのび寄ります。秋は乾燥も一気に訪れる季節です。そこで乾燥ジワやお疲れジワで老けて見られないように、今から充分間に合うシワ対策をお伝えしま す。

 

どこから老化するのか、どこの老化が一番老けてみえるかというと、やはり口周りだと思います。唇の縦じわが深くなったり、唇の周りに浅いしわがうっすら出てきたりしていませんか。あくびをしたときや大きな口を開けたときに、ピキピキと皮膚が薄く引っ張られるようなことはありませんか。

 

これは皮膚の弾力がなくなって、うまく伸びなくなっているサインなのです。丈夫な皮膚は伸びても縮まりますが、弾力が甘くなった皮膚は段々元通りには戻らなくなって、伸びすぎた皮膚はしわを作り始めます。この段階で手入れをしないでいると、どんどん細かいしわを作り、時間をかけて深くて元に戻りにく い頑固なしわを作っていきます。

 

口周りのケアはとにかく保湿をすることです。ワセリンや美容液、クリームでよいのでとにかく塗ること。唇のしわに沿って縦に塗ること。唇の周りは縁にそって指で押し込むように塗ること。ほうれい線対策には、口角から鼻の横(小鼻)に向かってクリームを押しながら塗ること。 絶対に口周りを乾燥させないことです。

 

いつも何度もお伝えしていますが、水洗顔と保湿は基本中の基本です。

 

残念ながら生きている限り人は老化に向かっていますから、黙っていてもシワはできます。でも、できるだけ予防していきましょう。

 

頭が凝っていると顔の皮膚も下がりますよ。奥歯は右も左も均等に使って噛んでいますか。軟らかいものばかり食べていると、口周りの筋肉は衰えてしまいますよ。寝てるときどっちを向いているかも重要です。足の組み方や骨盤のずれも実はからだの歪みを作ります。いつもどちらかの首や腰が痛い方は微妙にずれている可能性が高いですよ。片側の口角が下がっていたら、生活習慣を見直してみましょうね。疲れを顔に残さないために、今夜から挑戦してみてください。

 

私のクリニック目白

院長 平田雅子

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