先週、板橋区の女性支援センターで“更年期と皮膚”についてお話させていただきました。みなさま心配している事が多いようでたくさんの質問がありました。
ヘアダイでかぶれてからずっと調子が悪い方やあちこちかゆい方、日焼け止めが合わない方、頭の皮膚がずっと荒れている方、踵のかさつき、手荒れ、そしてちょっと驚きましたが、かなり多かったのが皮膚科に行ったけれども、年だから仕方がないと言われたという事実です。
生きていることは老化に向かっているわけなので、年をとるのは仕方のないことですが、勇気を出して病院に行ったのに、年だからでは悲しすぎるなぁ。と思いました。
でも諦めないでください。何かしらの手立てはあるはずです。私はチャレンジする医者なので可能性があればトライしてみますが、なにより諦めないことが肝心です。
さて、本題に戻りますが、女性に生まれたからには、少しでも若くいたいですよね。 同じ更年期世代なのに若々しい人と老けて見える人と、肌年齢の差はいつから?どこから?出てくるのでしょうか。
元々の肌質や健康状態の影響が大きいことはもちろんですが、日常のケアによって、皮膚によい生活環境を整えれば、老化のスピードをゆっくりにすることは可能です。
日常のケアの強化としては、
①乾燥を防ぐ。
洗いすぎに注意して保湿を充分にしてください。日中の保湿はもちろんですが、夜寝る前にはたっぷり保湿し、もし夜中に目が覚めたら、目の下などの乾燥部位に更にぬる。加湿器などを置き、部屋の環境も整えます。
②紫外線を徹底的に避ける。
SPFが高くても皮膚温や汗で、日焼け止めは2~3時間で効果が落ちます。ファンデーションの上から重ねて日焼け止めクリームを塗りましょう。今あるシミをこれ以上濃くしないためには、遮光は必須です。陽射しを浴びない生活は不可能ですが、日焼け止めクリームでしっかりガードしましょう。
更にストレスを溜めない。睡眠不足、栄養不足に注意。病気にならない。禁煙は絶対。など卵巣に負担がかからない習慣を身につけましょう。
年だからという理由であきらめない。明日からは好きな年齢で生きてみましょう。
私のクリニック目白
院長 平田雅子