寒い寒い季節ですね。
冬のお洒落、足元の冷えの対策にブーツは欠かせませんが、脱いだあとちゃんと足の手当て、靴の手入れをしていますか。
気温が下がっていて、足が冷えていても長時間はき続けていると、足のゆびの間には汗をかいています。汗は湿度の高い状態を作りますから、じめじめ好きの白癬菌はあっという間に繁殖します。
この時期も足のゆびの間に水疱ができたり、皮がむけたり痒みを訴えて来院する患者さんはいます。そして皮膚の検査をすると、中には水虫が見つかることもあります。水虫の予防は、靴を脱いだら、季節にかかわらず、洗ってゆびの間まできちんとふくことです。乾燥させることが大事です。
足のケアができたら、靴の手入れもしましょう。ブーツを脱いだら、中を乾いたタオルやティッシュペーパーで拭きます。うんと汗をかいた時は、よくしぼったタオルで中を拭いて汗や臭いを取ります。
横にファスナーがあるものは開いて中に風を通します。新聞紙やキッチンペーパーなどを軽く丸めて靴の中に入れて湿気をとります。同じ靴を連続してはかないようにしましょう。
予防はこんなところですが、かかったかなと思ったら皮膚科を受診してくださいね。
ブーツの季節も油断なく。
私のクリニック目白
院長 平田雅子