以前、すごくがっかりしたのですが、登山に行くという方が来院されました。ご自分でタコを削りすぎて、すごく痛くなって、出発の3日ぐらい前でしたが、足が痛くて行けないかもしれない。どうしたらいいかということでした。
山に登る3日前に足ただれて来てもなぁ・・・と思いましたが、市販のタコとかをふやかして取るためのものを貼るのをやめて、傷を治して、ガーゼを当てて保護をして行ってくださいと。高山病にならないように薬も出しました。
それで登山はうまくいき、足も痛いのが治り、ご来光も見られて戻っていらしたのですが、あれだけ貼ってはいけないと、その方に耳にタコができるくらい、何度も言い、私も口が酸っぱくなるくらい伝えたのに、最悪貼るならこうして小さく貼ってと絵をかいて、夜だけ貼って、日中は貼ってはいけないと、説明したのに、戻ってきて良くなってまた貼って、いいところも全部はがれて、べろんとはがれて化膿して痛くて歩けないっていらしたわけです。
そうならないように貼り方を説明したのに、また同じことでいらしたので、びっくりしました。説明が悪かったのかな。みんな自分に都合がいいことしか聞いていないのかな。喉元過ぎれば熱さ忘れるってこういうことかな。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子