まずは保湿。素手で水に触ることを極力避けるようにします。濡れた手は、そのつどそっとふきます。洗い物はできる限りまとめて水でする。必ず手袋を着用。綿手袋の上にゴム手袋をすると、ゴムで荒れるのを防ぐ事ができます。
水を触った後はもちろんの事、普段からこまめにクリームや軟膏を塗ります。しみたり痒くなったりしなければ、何を塗っても大丈夫です。仕事場や自宅の目につく所において、1時間に1回塗ります。バッグにも携帯して、気付いたら塗るくらいの気持ちで保湿しましょう。
寝るときや長く手を休められる時は、クリームを塗った上からサランラップを巻きます。ラッピングで保湿力を上げることができます。是非試してみてくださいね。
入浴時、湯槽に入っても、手だけはお湯の中には入れずに、濡らさず出して置くことも忘れずに。
そして疲れが続いていたり、栄養が足りないと、改善しても手あれを繰り返します。体調アップも計りましょう。
2週間頑張っても、改善の傾向が見られない重症な手荒れには、皮膚科医の助けが必要です。迷わず受診してください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子