診察しているとき、患者さんに向き合って、この方に伝えたいことが、ちゃんと伝わっているのか。とても気になるところです。
カウンセリングでは、現在、困っていることや気になっていることを確認し、どうなりたいかの希望を聴きます。皮膚を観察して現状を把握します。
どんな風に顔を洗っているのか、何を使って皮膚を保護しているのかを聴きます。日常の生活や環境で、本人の問題点に影響していると思われることがら、例えばアレルギーが強ければ、衣服のデザインや素材、洗濯の仕方、食事内容、睡眠の質なども細かく聞きとります。
患者さん自身で出来ることと、こちらがお手伝いできることを考えていきます。
いつもひらがなで説明することを心掛けてきましたが、伝えたいことが伝わっていないこともあります。たくさん伝えたいと思うと伝わらない。
気を回し過ぎて真実を目隠ししてしまったり、綺麗になってほしいという思いがお節介でもダメだし。
だからときどき思います。私、片思いだな。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子