プライバシーポリシー
ホーム 院長コラム皮膚科180-花粉症対策 -内服はいつからにするか-

皮膚科

180-花粉症対策 -内服はいつからにするか-

2020.02.21

花粉症はアレルギー。花粉の量に関係なく、少しでも飛べば反応する方が多くなります。だから少なくても多くても、対策は万全にする必要があります。

 

毎年、辛い思いをしている方は、まだ症状が出ていなくても、早めの内服をお薦めします。2月の中旬位からは飛散量が一気に増えます。油断せず、1日も早く治療を開始しましょう。

 

まだ全く症状が出ていないという方は、お薬を飲むことに抵抗があるかもしれません。その場合は、1日朝夕2回飲むところを、朝1回、または夕1回だけでも飲んでおくとかなり有効です。

 

10年ほど前に私のクリニックで、塩酸オロパタジンという抗アレルギー剤を花粉症対策に使い、患者さんのデータをとった事があります。

 

患者さんを「1.花粉症の症状が出る前から内服したグループ」、「2.症状が少し出てから内服したグループ」、「3.症状がひどくなってから内服したグループ」に分けて、内服の時期と効き目の関係について調べました。

 

その結果、「3.症状がひどくなってから内服を始めたグループ」は、症状が落ち着くまでにしばらく時間がかかりましたが、「1.症状が出る前から内服を開始したグループ」は、花粉が一番飛んだ時期に、症状がひどくならなかったということがわかりました。

 

また、この1.のグループでは、「症状が出る前から用心して、通常量を内服した人」も、「症状がまだ無いから少なめに内服したいと、半量で始めた人」も症状がひどくならなかったという点で、差はありませんでした。

 

その他の抗アレルギー剤を内服した人達も同じ結果となり、薬の種類によらず、早めの内服が対策になるということがわかりました。

 

次回はスギ花粉症の薬の飲み方の工夫についてお届けします。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子

関連する記事

キーワード

しみ しもやけ しわ たるみ・法令線 ほくろ むくみ アトピー性皮膚炎 アレルギー インフルエンザ エイジングケア カビ ガン シニア美容 スタミナ不足 ストレス・心配ごと セカンドオピニオン タコ・魚の目 ダイエット ダニ ニキビ ニキビ跡 ヘルペス マスク皮膚炎 メンタルケア 乳腺 乾燥肌・敏感肌 亜鉛欠乏症 介護 代謝 便秘 保湿 健診・検診 免疫力・抵抗力 冷え 口内炎 口唇炎 尿漏れ・膣トレ・骨盤底筋を鍛える 帯状疱疹 新型コロナウイルス・後遺症 日光過敏・日光皮膚炎・日光アレルギー 日焼け・紫外線対策 更年期 毛穴 水虫 汗・汗疹 熱中症 生活習慣・暮らし方・考え方 疲れ・だるさ 痒み 白髪・抜け毛 眉毛・眉アートメイク 睡眠 禁煙 美白 肌のお手入れの仕方 肌のはり・弾力 肌のキメ 肌荒れ・手荒れ 肌質改善 肝機能 胃腸・腸内環境 脂漏性皮膚炎 脱毛・剃毛 脱水 腎機能 膀胱炎 膠原病 自分を知る 臭い 色素性痒疹 色素沈着 花粉症・スギ花粉症皮膚炎・黄砂 蕁麻疹 薄毛 薬の飲み方 虫刺され 複合的な悩み・数値にあらわれない不調・何科にかかったらいいかわからない 話を聴いて欲しい・説明が欲しい 認知症 赤ちゃん・子供 運動 関節痛・腰痛 頭痛 頭皮のこり・肩こり 頭皮のトラブル 風邪 食事・食べ方 食物アレルギー 骨粗しょう症 高血圧 黒ずみ

ご予約完全予約制

ご予約はお電話もしくは
webサイトから承っております。

〒171-0031 東京都豊島区目白1-4-1 JR東日本ホテルメッツ 目白1階

診療時間
11:00-13:00
14:00-19:00

※ 土曜日が祝日の場合、診療することがあります。
※ 詳しくは担当医カレンダーをご覧ください。

アクセス情報

JR山手線 目白駅徒歩1分。改札口(1ヶ所だけです)を出たら、すぐ右折していただき、右手にあるJR東日本ホテルメッツ目白の1Fにあります。