もしうっかり日焼けをしてしまったら、とにかく冷やしましょう。手元に保冷材(ケーキや冷凍食品の保冷につかうもの)があったら、それをハンカチやタオルで包んで、そっと冷やしましょう。外出中でしたら、冷えた缶ジュースやハンカチを濡らしてでもよいので、とにかく冷やしましょう。ひどい日焼けはやけどと同じです。痛みを和らげて、あとを残さないようにするには、まずは冷やします。
よく日焼け後に、収れん化粧水やメントール配合薬用ローションを使う方がいらっしゃいますが、日焼けした後の皮膚はとても弱くなっていますから、刺激が強いものは避けましょう。しみるのは皮膚を傷めているだけで、効いているのではありません。痛いのに我慢して使ってはダメです。
洗う時は石鹸をあまり使わず、こすらないようにそっと洗います。洗った後は、無香料のオイルなど、刺激の無いものを塗ります。痛くなければ乳液でもよいですし、ワセリンなど軟膏基剤のものがあれば、それで皮膚を覆って更にまた冷やします。
2~3日大事にすれば痛みは軽くなり、1週間ぐらいで赤みは引き、更に続けてケアすればどんどん良くなります。でも2週間経っても変化がなかったら、皮膚科を受診しましょう。
体調が落ちている時や栄養不足、寝不足も日焼けの回復を遅らせます。
いつも絶好調を目指しましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子