日中の気温も上がってきて、半袖の方を目にすることも。
初めて半袖を着る頃から、日光による被害も増えてきます。日に当たった日の夜に、腕や首に小さな赤いブツブツができて、とても痒くなる事があります。本人は影響を受ける程の強い陽射しを浴びた自覚はあまり無い事が多いのですが、他に思い当たる原因がない場合は、日光による湿疹のことが多いです。
よく知られていることですが、紫外線に対しての抵抗力は、個人差が大きく、短時間で影響を受ける方もかなりいらっしゃいます。
シミやしわの予防に、顔には一年中日焼け止めクリーム塗っている方でも、腕や首は無防備な方がとても多いです。普段日光に当たらない部位ほど、陽射しに対しての抵抗はとても弱くなっていますから、顔以外も日焼けを防ぐ習慣をつけましょう。
腕や首には、液状やスプレータイプの使いやすい日焼け止めも市販されていますので使ってみてください。
特に手の甲は、顔の皮膚に似ていて、しみができやすいところなので、入念に塗りましょう。耳を出す髪型の方は、耳にも日焼け止めクリームを塗りましょう。
また、内側からの守りとしては、飲む日焼け止めがおすすめです。日焼け止めクリームのぬりむらのサポート、すぐ赤くなる方、膠原病など、日焼けで病態が悪化する方には是非。
食物や内服薬によっても、陽射しを取り込みやすくなることもありますし、日光に過敏になる病気もありますから、突然、日光過敏が起こってきたら、早めに医療機関を受診してください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子