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皮膚科

31-令和も美人肌でいこう

2019.05.08

新しい時代のスタートはいかがでしょうか。

 

長い休暇の疲れが出て、ぐったりしている方もいらっしゃるかもしれません。でも、年号も変わりましたし、気分を変えていきましょう。

 

よし、始めてみよう、と決心した日から、物事はきっとよい方に向かいます。皮膚もです。令和は、丈夫な皮膚を目指して邁進しましょう。

 

美人肌の条件って、何だと思いますか。皮膚全体に潤いがあり、なめらかで、ピンと張りがあり、弾力が強く、血色がよくて、清潔感があり、シミ、くすみがない。こんなところでしょうか。

 

まずは潤い。これは水分が充分に足りている皮膚です。水分を逃さないためには、水で洗うこと、そっと洗うこと、そして充分な保湿です。皮脂を減らさないように注意しましょう。

 

化粧水や乳液は、手のひらで少し温めてから、手で皮膚を確かめながら、置くように、押して入れるようなイメージで、塗ってみましょう。皮膚に手が吸い付くようなら潤い、なめらかさ、合格です。

 

皮膚の弾力は、主に皮膚の厚さ(真皮の繊維層)と、皮下脂肪の下の筋肉に影響されます。エイジングに逆らえないことはもちろんありますが、皮下の筋肉を鍛えることから始めてみましょう。軟らかいものばかり食べていては、筋肉は鍛えられませんよ。両方の奥歯でよく噛んでください。ひとくち三十噛みで、お願いします。

 

そして、一日が終わる頃には、顔の筋肉も頭皮もかなり疲れています。筋肉をほぐすマッサージをしてみましょう。疲れてくると、頭皮はかなり硬くなります。マッサージしようとしても、カチカチで頭皮が動かないかもしれません。少しずつほぐしていきます。両手の指を広げて頭皮に当て、頭皮を押しながら指を縮めていきます。これを繰り返します。

 

頭皮が硬いままだと、皮一枚でつながっている顔の皮膚は、下がってきます。顔をたるまないためには、まずは頭皮のマッサージを。頭皮をマッサージすることで顔色も良くなります。

 

次に、耳たぶのつけねの顎関節周囲をほぐします。軽く回すように行います。顔の疲れに効きます。

 

最後は、シミのケアです。シミは一度できてしまったら、そう簡単には取れません。光治療やレーザーなどのシミ治療はありますが、今回はそのことには触れません。今あるシミをこれ以上濃くしないために、しっかり日焼け止めを塗ることをお薦めします。

 

冬も雨の日も必ず塗りましょう。朝、日焼け止めを塗ったから、もう安心と思いがちですが、昼頃には効力が落ちてしまいます。たっぷり保湿をしたら、しっかり日焼け止めを。日に焼けやすくなるお蕎麦や野沢菜などは、日中は食べないこと、タバコは禁止。寝不足も注意を。

 

さあ、令和も美人肌を目指しましょう。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子

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