病的なほどではないにしても、日光過敏症は、意外と多い疾患です。
日光にしっかり当たって赤くなるのが、日光過敏だと思っている方が多いのですが、全く日に当たった自覚がないくらいの陽射しでも起こるのが、日光過敏です。
冬でも、曇りの日でも、窓越しの陽射しや、少し日光の下にいるだけで、すぐ赤くなるとか、数時間経ってから赤くなるなどの症状が起こります。
何となくいつも赤ら顔だったり、腫れたような熱感を感じていることが多く、白人の方や、色の白い方にはよく見られます。
そして多くの方は、赤ら顔に違和感を持たず、自分が日光に敏感だとは思っていません。そのことが1番問題のような気がします。
例えば学校の教室で、窓側の席だったり、外にゴミを出しに行ったり、ベランダで洗濯物を干したり、布団を干している間に、日光の影響を受けます。
内服薬の影響で、日光過敏になっていることもあります。
何となくいつも顔が赤くて気になるようでしたら、ご相談ください。
秋になりますが、日焼け止めクリームは、しっかりたっぷり塗りましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子