最近、更年期と皮膚についてのインタビューが多いのですが、更年期の皮膚の特徴は、一言で言うと、「いろんなことに今までより過敏になる」のだと思います。
皮膚に限らず、もともと弱かったところが、さらに弱くなったり、敏感になっている感じです。
更年期は、生理前の不調が長引くような状態なので、生理前にだるくなったり頭痛が出たりする方は、そうした症状が強くなり、生理前に食欲が出たり気分が滅入る方は、常に具合が悪くなります。
もともとの自分の弱いところが、強く出ているようです。なので、皮膚が弱い方は、更年期の時に、皮膚がさらに敏感になります。
全体的に誰しもが、皮膚のバリアが、以前よりは落ちるというか、過敏になるのは確かです。
もともと手入れの行き届いている皮膚は、何があっても揺らがないのですが、何もケアしないでいると、やはり更年期の時期には、不調になるケースが多いです。
若いときから、いつも自分の5年先、10年先を考えてのケアが必要です。
今、更年期真っ只中の方も、これから更年期に向かっている方も、とにかく皮膚が弱らないような、洗い方や手入れをしてください。
洗いすぎない、保湿をがっちりする、紫外線に注意、基本はこの3つです。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子