私のクリニックには、0歳児から90歳代の女性までいらっしゃいますが、今日は赤ちゃんの皮膚のお話をします。
よく頬っぺたが真っ赤でガサガサの赤ちゃんを見かけますが、赤ちゃんだから赤くてもいっか~。はありません。赤ちゃんも乾燥や紫外線、花粉の影響を受けます。大人よりずっと刺激されます。早速手当をしましょう。
基本として、赤ちゃんに石鹸は使わない。ボディソープもです。汚れが溜まりそうなくびれだけ、少し念入りに流すくらいで、石鹸はお休みしてみましょう。
お母さんの手でそっと滑らせるように流します。赤ちゃんの皮膚も新陳代謝が活発に行われ、毎日新しい皮膚が生まれています。しっかり洗わなくても、ちゃんと綺麗になっています。
痒がるのは汚れているからではなくて、バリアが落ちてしまい、何でもかんでも刺激になっているからです。つまり乾燥し過ぎて皮脂がなくなり、外界のあらゆるものが刺激になっているからです。
オイルや軟膏基材のもので、保湿を念入りにしてください。お母さんが優しく毎日塗ってあげることが、スキンシップにもつながります。
でも、2週間頑張っても変化がなかったら、悩まず、皮膚科を受診してくださいね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子