夏の気配が感じられる日が増えて来ましたね。
紫外線はじわじわ攻撃を仕掛けてきています。
外来にいらっしゃる患者さんには、毎日毎日ホントに口が酸っぱくなるくらい、“日焼けに注意!!!”と、今までおそらく100万回以上お伝えしていますが、お会いできない読者の皆様にも是非、守っていただきたいことがあります。
いつからでも遅くはありません。しっかりと紫外線から皮膚を守りましょうね。
その1、日焼け止めクリームを必ず塗ること。目の下から頬骨の部分は、特にシミができやすいところですから、重ねて塗りましょう。日焼け止めの効果は長持ちして3時間。こまめに重ね塗りを。ファンデーションの上からでも全く問題はありません。こすらず、そっと置くように重ねて塗りましょう。自分の好きなタイプの日焼け止めでかまいません。
その2、日傘や帽子(できればつばの広いもの)、スカーフ等を活用しましょう。紫外線の影響を1/20程に抑えられます。通勤や買い物で外を歩く短い時間や、洗濯物を干す時間も油断なく。
その3、色ものを着ましょう。白い服は紫外線を通します。炎天下では、白いTシャツは何の守りにもなりません。背中のシミは悩み順位では上位に入っています。この夏は背中のシミも作らないように頑張りましょうね。
その4、水分の補給を忘れずに。30分にひと口、喉が乾く前に飲水を。体内の水の循環が円滑だと細胞の代謝は上がり、皮膚の張りもあがるはず。脱水の予防にもなります。
その5、保湿剤を山のように。多くの方が自分が感じている以上に乾燥しています。日焼け止めクリームの下地にはもちろん、気づいた時に保湿剤を塗る習慣をつけましょう。
その6、のむ日焼け止めの活用も。日に焼けるとすぐ赤くなる方、膠原病など、日に当たると悪化する基礎疾患がある方は、のむ日焼け止めを併用しましょう。
この6つを習慣にできれば夏の陽射しも怖くない毎日がおくれますよ。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子