汗をかくことは、身体にとって悪いことではありませんが、汗を嫌う方って、とても多いです。
汗臭くなることを恐れて、朝も夜もゴシゴシ洗っている方が、かなりいらっしゃいます。
中高年になると、おばさん臭かったり、おじさん臭かったりするわけですが、1つの原因としては、“洗いすぎ”があります。
汗臭いと言われないように、しっかり洗っている方が、本当に多いです。
洗いすぎにより、皮膚を守っている皮脂がなくなってしまうと、また皮脂を出して皮膚を守ろうとするシステムが働きます。
皮脂が激減したときに、応急処置として出てくる皮脂は、濃度が濃い気がします。これがまた、臭いの元になります。
理想としては、シャワーやお風呂は軽めに、さっと洗い流すことが大事です。
汗が出る時に、皮脂も一緒に出ますので、軽く洗うことで、汚れを流して皮脂は残したいところです。更に足りない分は、外側から保湿して補っていきます。
私はオイルが好きなので、香りの好きなオイルを、更にスクワランオイルで割って、あまり香が目立たないようにして保湿に使います。
それぞれ好みのテクスチャーや、香りがあると思いますので、乳液やクリーム、ワセリンでも良いので、必ず入浴後には何か塗るようにしてください。
朝晩の保湿が、体臭を抑えます。
保湿の効果、恐るべし。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子