帯状疱疹の患者さんが続いています。
災害級の暑さは、抵抗力も体力も、免疫力も落とし、静かにしていた帯状疱疹のウィルスを活性化しているようです。
ウイルスが皮膚まで移動して、症状を出します。
熱中症日和の下、水分をとっても、栄養をとっても、なかなか免疫力や抵抗力を上げるのは難しそうです。
炎天下に長くいたり、大汗をかいて消耗しないように、気をつけていきましょう。
帯状疱疹の特徴として、初めから刺すような電撃痛のような、ビリビリと激しく発症する方もありますが、多くの場合、体幹では虫刺されと間違うような、1つか2つ、ポツポツと赤くできる湿疹であることが多いのです。そのため、ファーストエイドが遅れてしまうことが多々あります。
特徴的な経過としては、右腕とか右肩とか、右足だけとか、体の半分に、”何か変だな”が起こります。その後1週間くらいの間に、違和感がある部位にブツブツと皮疹が出てきます。
何か変だなと感じたら、すぐに医療機関を受診してください。
帯状疱疹は、急を要する疾患です。少しでも早く特効薬を処方します。痛みを残さないために、早く治療を始めましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子