こんなに暑いと、普段冷たいものから遠ざかっている私も、冷たいものに手が行きます。
かき氷器を買っちゃった〜ので、いろんなものを凍らせてガリガリ削って、ちょっと楽しんでいます。でもやっぱり冷たいものは、体に良くないというのは真実です。
虫に刺されたり、蕁麻疹が出たり、痒いところや、火傷したり、皮膚を損傷したときには、外側から冷やすというのは、とても大事なことです。
ただ、お腹の中は冷やさないこと、これは鉄則です。
どうしても冷たい物が飲みたいという方も、朝1番にお腹の中に入れるものだけは、温かいものにしてください。これだけはお願いします。
飲み物だけではなく、お素麺や冷やし中華なども冷えます。それが毎日毎日続くと、必ず胃腸はダメージを負います。
そしてそのサインは、皮膚に出ます。口周り、特に唇が荒れることがあります。
最初は腫れたような違和感、ムズムズするかゆみですが、そのうち口の周りに、ブツブツと小さな水泡ができたり、皮むけが始まったり、同時にヘルペスが出たり。
このあたりでしっかり治さないと、どんどん荒れて唇の縁、外側まで赤くなり、痛みが出てきます。
更に口角が切れて、小さな薄いかさぶたが、たくさんついたりします。この状態は、剥離性口唇炎(はくりせいこうしんえん)と呼んでいますが、ひどい疲れや、胃腸がダメージを負っているときに出ることが多いです。
胃腸を大事にしていないサインは、口唇、口周り、顎のあたりまで現れます。皮膚は内臓の鏡、忘れずにね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子