最近、日焼け止めクリームを塗ると、チクチクしてヒリヒリして、かぶれるようになりました、という方が時々いらっしゃいます。
恐らくこれは、かぶれではなく、自分の皮膚のバリアが落ちて弱くなり、日焼け止めクリームが刺激になっていると考えられます。
毎日、大汗をかいていると、汗の塩分で皮膚が刺激され、さらに汗を拭くことによりタオルで擦れる。
すると、皮脂が落ちてしまい、皮膚の表面を守るものが無くなり、外からの刺激に過敏になっている状態と考えられます。
こういう状態は、1年を通してみると、冬の乾燥の季節にとても多いのですが、今年は6月末から異常に暑くなったため、突然の大汗で皮膚はとても弱くなっています。
なので、日焼け止めが合わなくなったのではなく、皮膚が過敏になっているということです。
私のクリニック目白のオリジナルの日焼け止めは、保湿剤をかなり入れていますので、刺激が少ない作りになっております。
今日も患者さんに、ここの日焼け止めだけはピリピリしませんと言われて、ちょっといい気分の私でした。
市販の日焼け止めクリームにも、保湿力の高いものがたくさん出てきましたので、その時々に合うものを見つけて、塗っていただきたいと思います。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子