9月の末頃、朝起きると、指先がとても乾燥していることに気づきました。ささくれができそうな爪周りでした。
その数日後、偶然にささくれについてのTVのインタビューがあり、ついに乾燥の季節に突入しているのだなと思いました。
ささくれで皮膚が剥けると、痛い思いをします。もしできてしまったら、ギリギリで小さなハサミで切ります。決して引っ張ってはいけません。
もし痛みがあるようでしたら、絆創膏を小さくカットして貼っておくことをおすすめします。
昔はささくれは、親不孝と言われていました。それは、ささくれからばい菌が入って化膿したときに、対処する薬がなかったので、感染が広まって、命を落とすことがあったからです。
ささくれの原因は、爪周りの皮膚の乾燥です。予防するには、常に指先の保湿をがっちりすることです。洗顔の後に、顔に乳液やクリームを塗るときに、爪周りにも塗ります。それだけでも予防になります。
余談ですが、冬になると静電気で、金属のドアや水を触ったときに、ピリッとすることがあります。指先だけではなく、身体もしっかり保湿をしておくと、静電気はほぼ起こりません。
ビリっとするのは、電気人間だからではなく、乾燥がひどくて、身体の周囲に電気を溜めている状態です。ぜひしっかり保湿してください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子