数年前に、子供たちに外反母趾が増えているというのを聞きました。硬い靴を履かないし、ハイヒールも履かないのに、何故と思いますよね。
子供の足は、すぐに大きくなって、靴がきつくなってしまいます。ですが子供の骨は柔らかいので、靴の形にゆびが曲がってしまいます。
特に第一趾が長いタイプの足は、親ゆびが曲がってくの字になり、親指の付け根の関節が突き出して痛くなります。
その親ゆびの2番目の関節が外側に曲がって、親ゆびの先が内側向くような形になってしまいます。
なので、正しい靴を選んだり、インソールという足の土踏まずのアーチを作るものを、ちゃんと入れることが望ましいようです。
そして運動不足の子供が多いことも原因です。家の中でゲームしてたり、テレビをずっと見てたりで、外遊びが少ない子供たちが非常に多いので、足が鍛えられていません。
ちびっ子の足は、よく見てあげないといけません。運動の後に筋肉を緩めたり、足のマッサージとかも必要だと思います。
足の裏に、タコや魚の目のような角質が硬くなるような部分ができているようでしたら、外反母趾になっている、または、これからなってくる可能性が高いので、時々足の裏も見てあげてください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子