花粉症による皮膚のダメージも落ち着いてきて、気温も上がってきたので、冬場の唇の乾燥も治る頃なのに、今年はなかなかよくならないという患者さんがいました。
原因は、脱水だと思います。
脱水は、身体にとっては大きなダメージとなります。すべての酵素が働くのにも、潤いのバランスや体調を整えていくのにも、身体の中の水分の役割はとても大きいです。
体内の乾燥は、いわゆる脱水ですので、そのサインとして1番に現れるのが、口唇の渇きになります。
またもっと乾燥が強くなってくると、脱水が進んで、足がつるなどの症状も起こります。朝方や運動中に足がつるなど症状がでやすくなります。
はっきりと体内の水分が足りない証拠ですから、喉が乾いていなくても補水をしてください。水分は水や白湯などでも良いですし、スポーツ飲料でも良いですが、あまりカロリーがない甘すぎないものが望まれます。
ご存知の方も多いのですが、カフェインの濃度が高いコーヒーや緑茶、紅茶、また、利尿作用の高いアルコールなども、脱水を引き起こす原因になりますので、ビールをたくさん飲んでいるから、水分の補給ができていると思わないでくださいね。ちゃんと水分を補給をしてください。
これから日に日に暑くなります。またあの苦しい位の夏の日到来に向けて、水分を取る習慣を身に付けていただきたいと思います。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子