暑さが苦手な人には、とても辛い季節になりました。気温が少し上がっただけで、調子が悪くなることがあります。
患者さんを診ていますと、暑さに弱い方と、寒さに弱い方に、はっきり分かれます。
皮膚科では、暑さが苦手な方はこの時期になると、突然皮膚に赤いブツブツができたり、痒みが出てきたりを繰り返す方が多くなります。
本来夏は好きなのに、この時期から皮膚が辛くて、夏を楽しめない方もいらっしゃいます。皮膚温が上がることと、汗によるかぶれが原因と考えます。
気温が上がると、体の中から湧いてくるような嫌な痒さ、また汗の腺が詰まっていると、汗もや、手足には水疱ができることがあります。掻くことによって、また痒くなるを繰り返します。
関東地方のこの湿度の高いじめじめした暑さは、非常に辛いと思います。
対策としては、
① 汗をかいたらなるべく汗を取る
② なるべく涼しいところにいつもいるように
暑い時期は外でスポーツをしない。出かけない。
③ 汗をかかない工夫をしてください
体感温度が低く感じられるような洋服なども出ていますので、利用したり、家にいるときは皮膚温を下げるために、保冷剤を脇に挟んだり、首周りに巻いたりなどで過ごされると良いと思います 。
④ 汗の腺を詰まらせないように、年間を通してして汗をかく習慣を作る
運動後はすぐに汗を流せるのが理想です。
まずは6月の湿度が高い時期を乗り越えられますように。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子