風に乗って、マンションの隣の部屋の、ちびっこが泣く声がときどき聞こえます。
涙をこぼしながらわんわん泣いているような。お母さんに叱られたのでしょうか。
自分の子供が小さかった頃の風景が浮かびます。ボロボロ涙を流して泣いているちびっ子は、愛おしくなりますね。
辛いとき、大人もわんわん泣けたらストレス解消になりそうです。
さて、大人も子供も涙の成分は、ほとんどが水です。わずか2%くらいが、タンパク質やミネラルです。
実は、泣いていない時も、涙はいつも分泌されていて、紫外線やバイ菌から眼を守っています。また、涙の成分が、目の表面の栄養補給もしているようです。
涙は瞬きしたときだけ、眼の表面を流れます。瞬きをしないと目は乾燥してしまいます。
皮膚の話をすると、眼の周りの皮膚は、瞬きによって伸びたり縮んだりよく動きます。
瞬きしやすいように、眼の周りが乾燥してシワシワにならないように、しっかり丁寧に保湿しましょう。
思いの外、眼の下の皮膚は、汗もかきますから、涙や汗でかぶれなうように、保湿をしてバリアを上げていきましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子