皮膚が弱っていると、ちょっとした刺激で、簡単に真っ赤になったりガサガサになったりします。
ただ、皮膚が弱っているギリギリ手前の状態ですと、見た目にはわかりません。
見た目は何でもないけれど、悪くなるかどうかのギリギリのところで、保っているという状態です。
例えば、最近のこの暑さで、徐々に徐々に皮膚が弱っている人が多いのですが、自覚としては、何も起こっていません。
そしてあるとき、急に皮膚トラブルが起きます。いつもしていることが思いの外、刺激になるからです。
昨日まで何事もなく使っていた石鹸や化粧水などで、いきなり赤くなってしまったり、顔の産毛を剃ったら、あっという間に荒れてしまったり、日焼け止めクリームも刺激の方に働いてしまうなどが起こります。
よほど保湿をしてバリアが高い方でない限り、簡単にこんなことが起こってしまいます。
また美容治療も同じです。「いつものレーザー脱毛で、同じ出力で1ヵ月前は大丈夫だったのに、今回は腫れてしまいました。」や、顔に光の治療をしたときに、「いつも赤くなる事は無いのに、今回はものすごく反応しました。」が、簡単に起きてしまいます。
なので、注意に注意を重ねて、バリアが落ちないような洗い方、保湿を心がけてください。
日焼けは、海に行く、山に行く、外のスポーツをすることで起きるものだと思っている方が多いのですが、これだけ日差しが強くなって、気温も上がってくると、日焼けをしている意識がないうちに、じわじわ焼けています。
電車の中の日が当たる窓側に立っているなども同じことが起こる可能性が高いです。車の運転をする方も然り。通勤の時は、日陰を歩いて。
お健やかにお過ごしください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子