12年前に小学館から、
「水だけ洗顔で、一生美肌!」
~のべ100万人をみてきた皮膚科医が教えます~
という本を出しました。
反響はいろいろでしたが、その時に伝えたかった基本のキは3つ。その考えは今も変わりません。
どんなに美容施術をしても、どんなに美容外科的な手術をしても、土台の皮膚がしっかりしていないと、美しさを保つのは難しい。これは真実です。
基本の3つは、
① 洗いすぎない
② 保湿
③ 日焼けを防ぐ
です。
皮膚にとって1番大事な事は、ほどよい湿潤状態を保つこと。そのために、自分の皮脂をなくさないような洗い方がまずは大事。そして徹底的な保湿と、紫外線から皮膚を守ることです。もう少し詳しく説明します。
① 洗いすぎない
こすらずに洗う。クレンジング剤を使うなら、顔をこすらないこと。そっと滑らせるように洗う。必ず水で流す。ダブル洗顔は、皮脂が多いこめかみと小鼻だけにします。皮脂が少ない部位は、水で流すだけでも充分です。
② 保湿はお化粧の上からでも
朝の保湿の後、夜の保湿までの間12時間、何も塗らないで過ごしてはいけません。1日2〜3回の保湿で足りる方もいれば、1日10回塗っても足りない方もいます。自身の皮膚を把握しましょう。
③ 紫外線は老化の源
普通の生活で、必要な紫外線量はカバーできています。積極的に当たる必要はなし。遮光に徹しましょう。日焼け止めクリームは、SPFの数値ではなく、ぬる回数が大事です。
基本のキ、忘れずにね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子