顔が痛いくらい、暑さも陽射しも強くなっています。
真夏に外を歩いていて顔がヒリヒリして痛くなったら、日焼け止めクリームや日傘なりで「顔を守らなくては。」と考えると思います。
でも新しい化粧品や何かを塗ったときに皮膚がピリピリすると、「意外とこれは効いているのかも。」と考えたり、「好転反応」だと思い込んで使い続ける方がいらっしゃいます。
皮膚に刺激があるときは、すぐに使用を中止しましょう。このピリピリは効いているのではなく、皮膚への刺激です。
子供の頃、転んで擦りむいたときに、消毒をして痛くてわぁわぁ騒ぐと、「ばい菌が死んでいるのだから我慢我慢。」と言われたことありませんでしたか?
これも刺激で皮膚を傷めているだけです。今は傷は、きれいに洗えば消毒しなくても大きな問題はありません。
ピリピリやチクチクなど、皮膚に刺激を感じたときは、直ぐに一度中止しましょう。継続していると思いもかけないことが起きたりします。
また、内服による薬疹も異変を感じたら直ぐに止めること。「あと一日分だから飲んでしまおう。」は絶対にダメです。合わないお薬は飲んだ分だけ悪化します。
何事も怪しいと思うことは一度立ち止まることが大事。暑くてボォーっとしていても、判断を誤らないように慎重にいきましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子