少し寒くなると、暖かいインナーを着たり、たくさん着込むことが多くなると思います。そこで1つ注意していただきたいことがあります。
下着や靴下の端が折れ重ならないように、綺麗に丁寧に身に着けてください。ショーツの端が、ソケイ部やお尻にあたる部分でめくれていたりすることがないように。
シャツの裾の部分がよれていると、その上にタイツやズボン、またはもっと硬いガードルなどを履くことで、ちょっと裏返って重なった部分が押されて湿疹を作ったりします。衣服の重なりが皮膚を壊します。急いでいるときに起こりがちです。
下着、セーター、カーディガンなどを、いっべんに脱いだり着たりで、袖口や脇に衣服の重なりの凹凸ができたり、ショーツ、タイツ、ズボンをいっぺんに履いて、どこかがもたついたまま立ったり座ったりしていると、皮膚に皺寄せがきます。衣服の厚でかゆみや違和感ができます。
皮膚の弱い方や、乾燥している時期は、それがもとでトラブルになることもあります。丁寧に衣服を身につけましょう。
また、靴下に凹凸の模様があるものや、縫い目の硬いもの、シャツやブラウスのタグなど、皮膚に触れるものはとにかく注意です。
少し痒いなぁが長く続くと、掻いたことで皮膚は変化して、硬くなったり色素沈着が起きます。
あらゆる刺激を少しでも減らして、わずらわしさのない毎日を。もちろん身体の保湿も丁寧にお願いします。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子