自分をちゃんと理解して動けるようになると、医療費の削減にもなります。薬がそんなに必要じゃないということがわかれば、病院に行く回数は減りますし。
何か起こっているときは、必ず原因があります。いつもと違う要因が必ずあります。偶然ではないのです。たまたまそうなったのではなくて、原因があるので、そこを無くしていかないと繰り返します。
お腹が痛いとか、すぐ気持ちが悪くなるという方いっぱいいるじゃないですか。でもなぜそうなるのか、自分を知って、ああ自分はこういう環境に弱いんだな、こういう食べ物に弱いんだなと知っていないと繰り返します。そして繰り返すたびに症状が重くなっていくことが多いので、まずは自分を知ることが大事です。
その方に向かい合って、ちゃんとその方の生活を聞いて、どういう食べ方をして、何を食べて、どう休んで、何時に寝てというのを細かく聞いていくと、それだわ原因、というのが絶対にあります。
同じ薬でも塗り方で全然効果が違いますし、何時にお薬を飲むかで効きめも全然違います。蕁麻疹も、皮疹が出てからお薬を飲んでも遅いわけです。そこに合わせた飲み方とか、何時にどう飲むか、眠くなるなら半分飲むとか、3分の1飲むとかという飲み方があるわけなので、そこを確認できるような医療機関にみんな成らなくてはいけないように思います。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子