私も自分の中にすごく冷静な雅子さんと、ピュアな雅子ちゃんがいると思います。だから、冷静に患者さんを診ることはできますが、自分のすごく近いヒトに対しては、冷静沈着さが効かなくなってしまいます。
私情が入ってしまうようです。患者さんは治せるのに、自分の傷なんかは、うまく治せなくなってしまいます。ですから自分の子供もあまり診たくないです。私情が混じって、ただの心配性の人になってしまうのでしょう。ダメなんですね。
みんな心のどこかに子供の部分があるから、同じことを繰り返してしまうのでしょう。またやっちゃった。みたいになってしまうのです。自分で気づいていないのですが、結局、また!?みたいになってしまいます。
だけど繰り返すのは、人間なのでしかたがない。なかなかうまくできないけれども、皮膚に関しては、自分で観察して記録をしていけば、湿度が高い時は、痒くなるとか、1日10回保湿剤を塗れば良くなるとか、その目安がわかりますよね。そこを知らないといけないと思うのです。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子