ライフデザインカウンセリングでは、まずは聴きます。どういうことで困っているか。いつからなのか。今までどういう治療をしてきたか。自分でどういうケアをしてきたか。普段の顔の洗い方とか。
聴くと原因がこの辺にあるのかなとわかります。本人は気づいていないけれども、原因になっていることをこちらがわかることがあります。何が起こっているか、その人の症状の経過と皮膚を診ると、どういうことが起きているかわかります。
患者さん本人は鏡で自分の顔を見て、皮膚を見ているけれども、私たちは皮膚科医としてプロなので、拡大鏡で見ているように皮膚を診ているので、その皮膚に起こっている状況が見えるわけです。拡大した状態で私たちは診ることができます。顔に限らず皮膚全部そうです。
出来ているもの、皮膚の表面の赤いものは、真皮の中でどういう状態になっているか、血管が開いているのか、リンパ球が集まっているのか。例えばホクロだったら、ホクロを取った時にホクロの色素を出している母斑細胞の位置がどこにあるかとか、そこに異形細胞がないか等、組織を取って診ますが、皮膚を診たときにある程度何が起こっているのかを想像して、どうやって対策するのかを考えます。
外側からどういうアプローチをしていくか、そのために皮膚科医の私ができることと、患者さん本人が、病院に来ない間に毎日できることを説明して、ひどかったり、必要な場合は薬を使ったりします。
ある程度は何も薬を使わないで、普段の生活習慣を変えれば改善する部分もあるので、それプラス皮膚科医の私が今持っている知識で、食事の内容や体質に合わせてどう保護するかとかを考えていきます。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子